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プロキオンステークス 2017 レース回顧・結果:キングズガード、昨年からステップアップの勝利、狭いところを捌いて突き抜けた!

事前に報告しておりました通り、今週日曜のツイキャス回顧ライブは所用につき休ませていただきます。予めご了承ください。


2017 プロキオンステークス(GIII) 中京ダ1400m良
レース回顧・結果

1:22.9 34.2-36.9 H^3
12.2 - 10.9 - 11.1 - 11.8 - 12.1 - 12.4 - 12.4

 とりあえずプロキオンS回顧はできそう。七夕賞も間に合えば。


 この上なく展開が当たったのでほぼ予想通りになるという珍しいパターン。ペースは超ハイで上がり切って消耗しているので息を入れて出し抜きだったり、前半無理せず鋭さを引き出したいタイプ二はかなり苦しい展開だったといえる。予想的にはほぼドンピシャでキクノストーム辺りも結構来ていたし今年は結果が出ないからこれでも十分うれしい。ただ冷静に見ても時計的には平凡だと思うし去年のプロキオンS組である程度決まっているという点で見ても基礎スピード特化戦としてはレベルは微妙だったかなと思う。順当ではあるが、逆に言えば自分の想定外にパフォーマンスを上げてきた馬がいなかったということなので。


1着キングズガード


 12番枠から五分には出てそこからじわっと追走しながら無理はせずに後方集団の内に入り込んで3角。3~4角でもカフジテイクを前に置く形で最内を立ち回って直線。序盤でカフジが外に出すまでに内を選択するがかなり窮屈。それでも捌ききってL2の地点でカフジの前に出る。L1でそこから抜け出しカフジを寄せ付けずきっちりと勝ち切った。


 進路確保で荒っぽいところもあったけど、藤岡佑介やるやないか…という競馬でした。4角の地点ではまだカフジの方が前にいた、カフジはやっぱり外に出し切るためにタイムロスがあったがこちらは果敢にさばいていった。最初にスペースを詰めて行けた分だけ前に出られたし、詰め切って窮屈になったところでも冷静にさばいてきた。上手くブライトラインが抜け出した直後も使えたし理想的な競馬だったと思う。流れていたので期待はしていたが鞍上の誘導があったからここまで突き抜けられたと。馬に関してはそりゃ昨年のプロキオンSだけやれれば2,3着が昨年差をつけた相手なわけで妥当な結果。ここにノボバカラやニシケンモノノフがいてどうだったか?というのは何ともだがそれでも厳しい流れになってしまった方が対カフジテイクでは良いというのはこれで証明したかな。カフジも踏み遅れたのはあっても進路確保しきっていたL1で伸び切れていないしね。


2着カフジテイク


 8番枠から五分にスタートを切って今回はある程度前を意識、ハイペースなのでもちろん好位は難しいが中団の内内を確保しキングズガードより前で進める。3~4角でもロスなく最内を立ち回って4角出口で外に持ち出す。序盤で前が壁で外に持ち出すところで少し置かれてしまう。それでも3列目から抜け出しL1まで脚を維持してブライトラインを交わしての2着確保だった。


 ん~…まあ何というか非常に難しい。まず基本的には基礎スピードが微妙でハイペースだと末脚を削がれるタイプではあると思うのでちょっと前に行きすぎた感はあるがここまで上がるとどのみち難しい。内を選択したのも流れとしては悪くはないんだがこの馬としては小器用な脚がないので惰性をつけたいところで3~4角の地点でどうしても進路を確保するために外に誘導しながらエンジンをかけ切れなかった。だから直線前半の坂の地点であっさりブライトラインに置かれているわけでこれはちょっと痛かった。…とはいえ、今回のペースで外々を回す形になるとそもそもポジションを押し上げられなかったと思うし昨年の様にイマイチ伸び切れずブライトラインを捕えきれないなんてこともあったと思う。なので何とも言い難い、という感じかな。意外と悪くないバランスで乗ってくれたんじゃないかなと。単純に前提として芝スタートのハイペースゴリゴリ勝負は向いてないと思っているし、そこで脚を削がれちゃってるはずだからね。ドバイ遠征明け、苦手な展開でこれだけやれれば悪くはないけど、ハイペースでの立ち位置としてみてもキングズガードをL1で詰められん程度だから、基礎スピード勝負は合ってないのは確かだろう。ダートスタートの東京1400で強いのはその辺かな。


3着ブライトライン


 14番枠からまずまずのスタート、そこから無理はせずに控えて中団でという競馬で今回はいつもより後ろ。向こう正面でも無理はせずにカフジやキングズガードと同じような縦の位置で3角に入る。3~4角では外から一気に進出を選択、4頭分ぐらいはロスがあった中で好位に押し上げて直線。勢いをつけて入った分だけ序盤の伸びは目立って一気に先頭列に並びかける。ただそこからL1で甘くなって何とかゴーインググレートは競り落としたがキングズ、カフジにあっさり交わされての3着。


 3着には入ってくれたので個人的にはそれで十分ではあるけど、冷静に見てもうワンテンポ待てなかったかなあというのはある。どう見ても完全に流れ切っているわけだし、3~4角で中弛みでもすれば別だが11.8-12.1と減速基調とはいえそこまで落としていないからね。カフジに差されたのはL1での伸び負けでもあるし、コーナーで捲ったロスが小さくなかったかもしれん。このブログでは基本的に捲りってのは遅い地点でやることが合理的ってのはいってきているし、もちろん今回も積極性が悪いわけではないけどここまで完全に流れ切っているなら我慢も手だったと思うけどね。仕掛ければ前も必死を酷しかないし、スペースも広がりやすいので内で我慢していたキングやカフジを結果的にアシストする様な騎乗にもなっている。仮にブライトラインが動かずに3~4角で緩んでいたら内にいたキング・カフジはブレーキを踏まされていたかもしれんからね。たらればにはなるけど、あまりいい選択だったとは思わないというのはその辺。馬自体はやっぱ流れた方がいいよね。もともとはみやこSの勝ち馬なのでどうしたって1800のイメージがついてくるけど、近走は明らかに距離短縮で良さが出ているだけにね。この路線を使っていくのが一番だと思う。厳しい仕掛けになったけど良く3着をもぎ取ってくれたと。


4着ゴーインググレート


 3番枠から五分のスタート、じわっと出していくぐらいで無理せずに好位の内内で様子を見ていく。3~4角でも上手く最内を立ち回って鞭が入り、4角でも2列目で直線。序盤でスッと進路確保してブライトラインの内からしぶとく抵抗、先頭列をキープ。しかしL1で流石に甘くなっての4着だった。


 流れとしてはやはり3~4角で上手く立ち回れているし、ペースも速かったので1200の基礎スピード勝負でも戦えたというのはあるかな。もちろんブライトラインとの比較では内容的に完敗だし上手く立ち回ったけど上位は強かった、その上位が昨年のプロキオンSでは勝ち負けに絡めていないわけなので、現時点では重賞では苦しい気はするんだけどね。悪くはないけど今回の面子で完敗だとね。基礎スピードを活かせる1200~1400路線は合うけど、個人的にはダートスタートで道悪でというパターンでどこまでやれるか見てみたいね。


5着メイショウウタゲ


 1番枠から出負けして後方からのスタート、そこから前のスペースが結構空いていたのでリカバーしながら進めていき中団馬群には取り付く。中団の中目で3~4角を立ち回るが内からカフジやキングズに来られたので外に進路を取って直線。序盤で追い出されてジリジリとした伸び、L1では置かれてしまって伸びを欠いての5着完敗だった。


 最低限はやれたけど、やっぱり1400でもスプリント勝負は向いてないね。基礎スピードが足りないからリカバーして足を遣っちゃったかなという感じでこの馬の持ち味である後半のポテンシャルをどうしても削がれてしまっていると思う。もちろん5着で健闘ともいえるけど、今年は前述のとおり基礎スピード戦としてはあまり高く評価できない面もある。これでやれたからハイレベルの1400m戦でペースが上がって勝負になるとはちょっと思わないね。L1は甘くなっているから。基本は中距離の方がいいと思う。


8着イーデンホール


 13番枠から出負けして後方からのスタート、道中もそれなりにはリカバーしたが無理はせず、カフジやキングズ、ブライトに近い位置で3角。3~4角でブライトラインが捲ってくれたがその後ろから動こうとするもイマイチ動けずブライトに置かれて直線。序盤で伸びなくいいところないままなだれ込むだけの8着完敗だった。


 はっきり言って過剰人気だったと思うわ。全く怖くなかったというか、前走程度では流石に後半勝負でカフジはもちろんキングズガード相手に勝てる馬ではないと思うし基礎スピード勝負になればブライトラインも含めて強敵が多かった。時計的に足りなかったし、単純に地力が足りないと思う。今回のメンツでこの程度だと芝スタート1400の基礎スピード戦の重賞では難しいかもしれんね。-6kgの馬体減がどこまで影響しているかはわからないにせよ、4角でブライトラインに置かれている時点で脚はなかったとみるべきだしレベルがちょっと違ったと思う。


12着アキトクレッセント


 4番枠から五分には出たが出足で苦しく無理はしないで好位列。最序盤少し狭くなるような感じになったかブレーキ気味でポジションを下げて中団ぐらい。そこからもおっつけおっつけで3角に入っていく。~4角でも中団の中目を通しながら直線。序盤でカフジに少し接触されたが問題ない程度で逆にそこで萎えるほどに脚が無かったというところだろう、惨敗だった。


 タイプ的にも基礎スピード型ではないと思うんだよね。もちろん地力も足りなかったしこの馬も過剰人気ではあったと思う。ただ芝スタートでこのクラスのハイペースに巻き込まれてしまうと適性外の側面が強いだろう。要所でしっかりと動けるのが良さで少しコントロールされた方がいいタイプ。ブライトラインの早仕掛けもあったし息を入れるところなく進めてしまった、最序盤でもブレーキさせられてと流れも良くなかったからね。3歳時ならともかく今のこのレベルまで来てしまうと前半で少し足りないし、この馬はダートスタートの東京1400の方がいいんだろうと思う。


14着ベストマッチョ


 2番枠からやや出負け、そこから押して押して先行していき2列目に入っていく。ただそこからかなりブレーキするような感じになって下がって登り坂を迎え少し苦しい展開。おっつけおっつけで3角に入っていき、3~4角でも鞭が入って最内を立ち回って直線。序盤で抵抗していたところにキングズガードが前に入ってきてブレーキを踏まされ失速、大敗した。


 キングズガードが外に来た影響もあったとは思うけど、脚色は微妙だったし4角の段階からかなり苦しそうだったから何ともかな。少なくともキングズガードみたいに狭いところを入っていくだけの脚はなかったと思う。ちょっと前半の流れが良くなかったね。出負け気味から出していってリカバーしたのに途中でブレーキするような感じで勢いをそいでから3角手前の上り坂に入っているような感じだったからロスが多い競馬になったと思う。不利も多少はあったとは思うけど、前半の進め方に問題があったような感じはした。個人的には過剰人気組の1頭だとは思っていたんだけど、この場合は力負けかどうかはちょっとまだわからん面もある。もう一戦様子を見たいかな。



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