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鳴尾記念 2017 レース回顧・結果:ステイインシアトルと武豊、絶妙なラップ推移でレースを支配、古豪たちを出し抜き重賞初制覇!

毎週日曜の22:00からツイキャスで安田記念のレース回顧ライブとなります。ラップや騎手など様々な観点から次のレース予想に繋がる回顧をお届けしますので、ぜひお聴きください。ライブ前にコメントで質問、レースの流れで気になったこと等を書き込んでもらえたらありがたいです!
http://twitcasting.tv/c:nandecas

競馬ナンデトップページからも視聴できます
http://www.keibanande.net


 
2017 鳴尾記念(GIII) 阪神芝内2000m良
レース回顧・結果

1:59.4 12.6 - 11.6 - 12.7 - 12.5 - 12.2 - 12.0 - 11.7 - 11.5 - 11.0 - 11.6
61.6-57.8 S^4

 ペースは3.8で超々スロー、スタート後にドスローで進めて向こう正面でじわっと引き上げるけど全然上がっていない、という内容で豊のレースメイクは流石だったけど崩す騎手がまったくいなかったのは論題だろうね。あのダービーの後でこれやからね、もう期待はしない方が良い。ペースなんかも仕掛けなんかもわかってやってるわけじゃないからね。向こう正面で上がったと思って動けなかったパターンでしょう。段階的な加速はしているけど分散しきれていない、L2最速11.0で後半5F57.8を逃げ馬に刻まれて差すのはまず無理。もちろんこれを叩きだしたステイインシアトルが力をつけているのは確かだと思う。馬場自体はかなり高速なので眉唾もんではあるが。イライラしても仕方ないけど、もうちょっとマシなレースにならんか。豊が上手く前中盤を作ったのは間違いないけど、それでも向こう正面で察知できんと手が打てんで。


1着ステイインシアトル


 9番枠からまずまずのスタート、大外枠でじわじわっと内に切り込んで逃げの手を打つ。ミュゼエイリアンに番手を獲らせてペースを支配。最序盤はドスローで進めたが向こう正面で少し引き上げるがこれでもまだまだハロン12に届かないレベルでスロー。徐々に引き上げながら3角。3角でもじわっと引き上げるが一気にではなく後続に押し上げる意識を持たせない絶妙な入り方。そのまま4角までじわっと引き上げて、それでもトップギアを残して直線。出口でスッと出し抜いてトップギアで抜け出す。L1でちょっと甘くなったがそれでもスマートレイアーを振り切るには十分だった。


 武豊は流石ですよ。外枠を引いたことで逃げること自体はかなり楽になったとは思うが、最序盤でドスローまでは結構誰でもできると思う。豊の嫌らしいところはドスローをわかったうえで最序盤で支配、中盤で各馬が動きたくならない絶妙のラップを踏んでじわっと加速しながら3角まで持って行けていると。この辺りを含めても流石だなという感じ。ただね、それでも他は突かんといかんですよ。スマートレイアーも仕掛け遅れてというより向こう正面での動きが無かったから3角以降はもう手が無かったからね。この辺りは豊の戦略眼だし、ミルコも最近はこの辺りの良さがちょっとなくなってきているからなあ。まあそれだけでなく超高速に近い馬場とはいえ、後半5Fを逃げて57.8でまとめてくるというのは素晴らしいし今後に向けて大いに楽しみが増えてきたね。これなら距離を延ばしても問題ないと思う。段階的に動いていけるのは魅力やね。


2着スマートレイアー


 8番枠からまずまずのスタート、控えて3列目の外という位置取り。道中もかなりスローで中盤外に出して3列目の位置だがここで動かない。3~4角でも動かずジッとしていて中間地点で流石に仕掛けるが反応鈍く鞭。4角ではかなり激しく追われて直線。序盤でそこから動きが鈍くジリジリ。それでもL1の減速でしっかりと差し込んで流石の2着だった。


 ん~…まあミルコにも不満は大いにあるけど、一応格好をつける2着だからね。後ろを潰すための仕掛け遅れ、というのであれば理解できなくもない。ただそれは捕えて初めて称賛できることで、やっぱり豊の術中に嵌って差し損ねているのだからこれは勿体ない。これまでポテンシャル面で京都記念でもパフォーマンスを上げてきていたからね。この馬にとってのベストの展開を作るなら向こう正面からもっと明確に前にプレッシャーをかけに行く意識が必要だった。この馬の場合は逃げても問題ない馬なので向う正面の段階で先頭まで意識してステイが抵抗するなら番手で我慢して分散させていく、というような意識でも良かったかなという感じはある。向こう正面の段階で何もできなかったからトップスピード戦に持ち込まれたし、その中で外々から勝ちに行く形では甘い馬だからね。それでも最後は来ていたしこの辺りは流石だなあという感じ。まあ、デニムにぴったりつかれたので動きにくくはなったと思うけどね。


3着マイネルフロスト


 3番枠から五分のスタート、押して先行策でステイの直後と最高の2列目ポケットを確保。道中もステイがじわっとペースを引き上げてという中で2列目のポケットをキープ。3~4角でもまだまだ手応えが良すぎて逆に前のスペースを無くしてしまう。4角で下げたなというところで一気に前のステイに仕掛けられて直線。それでも序盤で置かれず食らいつく、L1では伸びは微妙だったが3着を死守した。


 トップスピード戦の方が良いのは間違いない馬で、今回は枠も良く流れも良く、という感じで噛み合った。もうちょっと向こう正面から3~4角にかけて分散するかなと思っていたので予想的には軽視したけど、真逆の仕掛けの展開になったし4角までブレーキしながらでも置かれていない様にコーナーで動いていく過程が上手い。福島民報杯を勝った時だけ違和感があったんだけどあれもコーナーで速い脚を要求されたのはあるかもしれん。それを除けば基本的に仕掛けが遅い方が良い、トップスピード勝負で結果が出ていた馬でこの展開なら驚きはないかな。もちろん他がこの展開で適性的に苦しかったからの3着ではあるとも思っているけど。トップスピード戦としてのレースレベル的には低かったとみているので。


4着スズカデヴィアス


 4番枠から五分に出てじわっと先行争いに加わるが窮屈になったので下げて後方。向こう正面でもデニムよりも後ろという位置で我慢していたが動かないとみたかデニムの外から3角に入っていく。3~4角でもスマートレイアーの直後から仕掛けを我慢、そのままデニムの外からスマートレイアーを追いかけて直線。序盤の最速地点でジリッと伸びてくるあたりは流石だが流石にちょっとロスがあったのが響いたか徐々に伸び脚が微妙、最後は3着を詰め切れずの4着だった。


 ん~まあ欲を言えば逃げないまでも最序盤の先行争いをもうちょっと頑張ってほしかったというのが本音かな。外に出してというのはあの展開では仕方ないし、スズカで勝ちに行くとどうしてもいい脚は一瞬だから難しいから外でスマート目標にするにしたって早仕掛けはできない。ああなると難しいから前で有力馬の仕掛けを内から待ちたいなあという感じはどうしても出てくる。あの位置になった時点で難しい馬なので。


5着スピリッツミノル


 2番枠からまずまずのスタート、押してハナをと行きたかったが全く無理で控えて3列目。マイネルフロストの直後で包まれて3角。3~4角でも内目を立ち回りながら一頭分外を突いて直線。序盤で窮屈になるがマイネルの直後を取ってジリジリ。L1も最内でジリジリとは伸びての5着確保だった。


 この馬場で内目でよく置かれなかったなという感じ。高速馬場でもそこそこやれているけど流石にこれだけのギアチェンジが問われて内目で苦しみながらやれたというのは結構意外だった。まあレベル的に微妙ではあったし後半は57.8が示すように5Fで見ればそこそこ速かったからね。割と長距離的な競馬になったのが良かったかもしれんね。


6着デニムアンドルビー


 まずまずのスタートを切ってそこから下げて中団という位置取り。再序盤は前にスペースを置きながら進めていくが、スローという中でスマートレイアーの直後を取る形で向う正面。そうこうしているうちにスズカに外から被されて外の進路を無くして3角。3~4角でも前にスペースを置きつつだが進路確保ができないので仕掛けられない。4角でもじわじわと仕掛けるがスマートがなかなか伸びないのでスペースがなく追いだせずに直線。序盤で狭いところを突こうとするが当然最速地点で反応できず。そのままジリジリの完敗だった。


 まあしゃあない、大前提として買った方が悪いから。デニムに関してはGIしかこないってよりはGIで噛み合いやすい展開になりやすい、スローから早めに動く展開にレース自体が勝手になる。そうなれば放っておいても勝手にエンジンがかかって最速地点ではキレなくても徐々に差し込んでくるバテ差し特化。こういう小器用な脚を問われてはどうしようもない。展開読み違えているので大外れでそれは納得できる結果。ただそのうえで今回福永に対して苦言を呈すなら向こう正面の早い段階でスペース詰め過ぎなんだよ。いいスタートを切ったから仕方ないけど再序盤に下げる勇気もいる。下げることで前のスペースを確保してしっかりと向こう正面での進路の選択肢と徐々にスピードに乗せていくための準備をすべきだけど、ジャスタウェイの有馬もそうだけどそういう意識が無い。トップスピードの持続力が非凡な馬はそこを頼っていいんだし、それを引き出すための準備を向こう正面の段階でしないといけない。ポテンシャルも高い馬なのでロンスパに持ち込むかどうかの判断と進路を作る意味合いからも後ろからの方が良かったが…馬のケツを追いかけすぎて前や横の加速スペースを限定、そうなった段階でこの馬では難しい。多分ミルコの動きを当てにしていたと思うし、まあ俺もミルコが動くやろって安易に考えてたから同罪なのは間違いないんだけどね。上がりは速いけど出し切れた時にこその馬なわけで、切れるイメージではね…。我慢してピュッとじゃなくて3Fを目いっぱい限界まで走らせてこその馬で、そうするには4~5Fから動く意識を持たんとってこと。直線L2の真ん中ぐらいでようやくちゃんと進路が作れたという程度では出し切るのは難しいし、上手く勢いに乗せきれてないからL1も伸びあぐねているし、福永とはやっぱり手が合ってなかったね。スタートが想定外に良かったから同情する余地はあるんだけど、それでもこの馬で器用に乗ろうとしすぎなのは否めないかな。


7着バンドワゴン

 5番枠から五分のスタート、じわっと出していくが流石に行き脚が微妙で好位の中目で我慢。道中最終的には2列目の外と悪くない競馬をしているが折り合い面で少し苦労、徐々にペースアップという流れの中で促しながら3角。3~4角でも手は動いているんだがイマイチ動けず、4角で仕掛けて早めに並びかけに行ってコーナーワークで置かれて直線。序盤で11.0と速いラップを踏まれて置かれる。そのまま最後まで良いところなくの完敗だった。


 まあ…もうちょっとロンスパ気味に分散する予想だったので連下で拾ったんだけど、結果的には無駄な予想になってしまった。やっぱりこういう要所でグンと加速してねっていう競馬でどうこうって馬じゃないし、外から動いていった選択自体は正しい。ただ全体のペースを作ることができなかったというのがまず一つ。この馬の場合基礎スピードがちょっと足りない馬なので全体のペースを引き上げたら引き上げたで少し不満がある。ルメールの意識の中では恐らく後半ロンスパに持ち込もうとしていたと思うんだけど3角手前で促したときに反応ができなかったし4角で一気に仕掛ける形になってしまった。もうちょっと前半突く必要は流石にあったと思うわ。それを抜きにしてもやっぱり2000では競馬がしづらい。もうちょっと距離が欲しいか、中山1800みたいに最序盤ペースが上がりにくいロンスパ系の競馬になりやすい舞台の方が良い。今回は馬場と距離が噛み合ってない気がするね。能力がどこまであるのかはともかく、個人的にはもうちょっと時計が掛かる馬場、もうちょっと長い距離でゆったり入って4~5F戦で見てみたい馬。



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